![]() | ひとりより孤独 ヘレン ブルックス Helen Brooks 高木 晶子 ハーレクイン 2001-11 by G-Tools |
ゴージャスなペントハウス、男らしくハンサムな夫。ジーク・ブキャナンと結婚して二年、マリアンは幸せだった。だが、ペントハウスのインテリアをデザインしたのが、夫の昔の恋人だと知ったときから幸せに陰りが生まれた。しかもその女性はジークに請われて、彼とともに仕事をしている。夫の元恋人がデザインした家に住むのはいやだ。夫がその女性と一日の多くの時間を共有するのはもっといやだ。ジークに訴えたが、彼はヒステリーだと言って片づけた。彼は妻の心を知りたいとも、妻に自分の心を知ってほしいとも思わない。このまま一緒にいては二人の結婚は本当にだめになってしまう。家を出よう…。
逃げ出す妻、追いかける夫
愛しているからこそ・・・というブルックス大得意のおはなし
私はこの手の話が実は大好きなのかも・・・
ブルックスのは上手いんですよね〜。
この作品は中でも秀逸です。
逃げ出す妻、追いかける夫パターンの設定は
どの作品もほぼ同一。
妻、二十代前半(21、22才)夫、三十代半ば(35才)
お金持ちでバリバリのビジネスマンの旦那と、
新婚間もない若く美しい妻。社会を知らぬ間に
旦那の一目ぼれで一気に結婚。
で・・・自分は籠に閉じ込められた小鳥とある日悟る・・・
典型的といえば典型的なおはなしですが
ブルックスの手にかかると、これがいいんですよね〜。
我がハーレクインロマンス・ベストテンに入るかも・・・という
おすすめの一冊。
あなたのお金は一銭も使いたくない
ボロアポートで一人暮らしを始めるヒロイン。
何とか探し出し、追いかけてきてみたものの
何が何やらわからなくておろおろする尊大ヒーロー。
一見ヒロインの成長物語・・・ですが、実はヒーローの
自己発見と自己改革のお話にしているところが上手い。
かくしてヒーローのアパート通いが始まります。
何とか妻を理解しようとする夫との噛みあわない会話も味がある。
「ひどい男だと思われていることがよくわかったよ」
「ぼくのお金を使いたくないんだ」(←こんな様な台詞)と
認めたときのどことなく寂しそうなヒーローに
思わず母性本能くすぐられちゃいます。
2006.June記
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